4月3日(火)、ウォーキングを終わった後、未来屋書店に頼んでいた本、『アウシュヴィッツの歯科医』(上田祥士監訳 向井和美訳  紀伊国屋書店 2018年2月15日発行)を受け取りに行って、『アウシュヴィッツの歯医者さん』と言ってしまった。ブログで紹介されていた表紙絵の印象が、青年がパジャマを着て肩に四角いバックを下げて軽やかにウォーキングを楽しんでいるように見えてそう言ってしまった。

私って馬鹿ですね。実際本を手に取って見ると、雪が積もり、鼻が赤く、吐く息が白く、薄着で寒いのに姿勢を正して歩かなければならなかった、厳しい収容所の現実を描いた表紙なのに。

1939年9月ナチス・ドイツのポーランド侵攻をきっかけに、第二次世界大戦がはじまり、ヒトラー主導のもと、ユダヤ人に対して「ユダヤ人問題解決」のためホローコースト(大虐殺)が行われた。

手にしてから約400ページを2日で一気に読みました。4月4日(水)はスロージョギングをしながらも、心は本の上に…。今日改めて後ろ表紙を撮って、赤い帯の細かい文字を読むと、訳者が「この先主人公どうなるのだろう」とハラハラしながら先を読まずにはいられない。…と書いてある。私が全くこの通りでした。

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一日パン1個、スープ1杯の食事、これだけで多くの仲間が飢えで衰弱し、「ムスリム(死にかけている者)」になって死んでいった。厳しい重労働、唸るムチ、不意に打ち込められる銃弾、カポ(ユダヤ人収容者の中から選ばれた監督係)による気まぐれ拷問、毎日のように行われる絞首刑(罪があっても無くても)、銃殺、ガス殺、収容所生活全体が死への行進そのものであった。

このようなナチスの悲惨で苛酷な収容所生活を生き延びるのは奇跡であった。母が持たせた歯の治療用具箱が確かに主人公ブロネクの命の危機を何度も救った。しかし、それ以上に彼の生きることへの強い意思と賢く誠実な人柄が人に好かれ、真に強運につなぐ結果となったのだと思う。

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ブロネク・ヤクボヴイッチは1941年故郷の村ドブラで逮捕され、1945年4月、各地のナチス強制収容所からユダヤ人たちが解放されつつあったのにもかかわらず、4月30日、ナチス・ドイツ軍が敗走する中、【豪華客船カップ・アルコナ号(28,000トン)】に、4,500人の囚人とドイツ人収容者2,000人と一緒に乗船させられた。

5月3日、カップ・アルコナ号は低空飛行するイギリス空軍機から爆撃され、「おーい、おれたちはKZ(カ―ツェット)の囚人だ!強制収容所の囚人なんだ!」と縞模様の帽子や囚人服を見せて叫んでも、何の同情も得られず、ナパーム弾が投下され、【カップ・アルコナ号は燃え上がり沈没】した。

海に飛び込み生還した収容者はわずかだった。この生還者にブロネクが居たのでした。なお、その日、バトル海で3隻の船が沈没し、1万3000人の人々が死んだ。生還者は1,450人だけだった。5月8日、ヨーロッパでの戦争が終わった。

「ここで命を落した人たちは、普通の人ではなかった。みな頑健で意志が強く、不屈の闘志と揺るぎない精神力を持ち、ナチスのあらゆる虐待に耐えて生き延びてきたのだ。それなのに、解放までのあと一歩というところで死んでしまうとは…。」そして、500年も続いたドブラ村に戦後帰ったユダヤ人は一人もいないと、ブロネクは嘆き悲しむ。

1975年、機密解除によりイギリス空軍が公開した文書には、船を沈没させたのはイギリス空軍、その理由はいまだ謎のままである。

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ブロネクは、収容所を視察に来た黒髪のSSの中佐を見て「あの人ユダヤ人みたいだ」と口に出してしまった。後ろにいた男が聞きとがめブロネクの頬を手袋で叩き、「口をつつしめ!ブタ野郎め!この方がどなたなのか知らんのか!【アドルフ・アイヒマン中佐だ!】」と怒鳴ったというエピソードがある。

【アウシュヴイッツ博物館の資料】によると、戦後、収容所で囚人に対して残酷な扱いをしたと起訴されたSS隊員たちの殆どが、重要な犯罪行為が認められずと、控訴が棄却されている。なお、著者のベンジャミン・ジェイコヴスの問い合わせに対し、元アウシュブイッツ収容所の収容者141129番ブロネク・ヤクボヴイッチの完全な資料は保存されていないと報告されています。

ブロネク曰く、【記憶せよ】本書の目的は、われわれが巻き込まれた出来事を後世まで記憶してもらうためである。

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「強制収容所からの生還者は初めてとあって、囚人服を着ていたわたしたちは有名人になった。市長が洋服と家具付き共同住宅の部屋を提供してくれた。街の映画館や劇場は、生涯有効な無料パスをくれた。」

「突如としてあらゆる人が友だちに変わった。わたしたちを迫害したこともないし、ナチ政権の加担を誰もが否定した。ほんの数日のうちにみなが心を入れかえ、ユダヤ人を再び人間扱いをするようになったことが、わたしには信じられなかった。」

「灰になって昇っていった何百万と言う人たちの魂は、今どこにあるのだろう。恐らく罪を犯した者たちのほうは、今このときものうのうと生き、子どもたちを育て、良き父親や祖父になっていることだろう」。

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「あのようなことが、一度しかない自分の人生に起こったことが信じられない。責任は誰にあるのか。果たして、どれか一つでも防ぐことはできたのだろうか。もし、できたとしたら、なぜそうしなかったのか。ユダヤ人の歴史に、なぜこれほど凄惨な一時期があったのか。」
※出典 「 」内は本書より引用

ブロネクは今も私たちに問い続けている。しかし、いまなお、世界中に民族主義と差別主義が跋扈し、戦火が絶えることがなく、優劣をつけ差別したい人間の心の闇によって、あらゆる暴力に晒され悲しみ苦しむ人たちが放置され続けている。

本書では、主人公のブロネクが死の危険に晒される度に胃痛と腹痛を起こす。私自身も読んでる途中、心ばかりか身体的に連動し胃腸薬を飲み、4月5日(木)はとうとう体調が悪く、1日中、家に引きこもっていました。最悪の悲劇が非常に淡々と書かれ、読みやすい本ではあるのですが…。

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4月5日(木)夜、気分転換に単純にミステリーを楽しもうとGYAO!で選んだのが『誰でもない女』(制作国ドイツ、ノルウェー)。まさかこの映画が第二次世界大戦時、ナチスの【知能優秀、碧眼金髪の人口計画】に繋がってるとは思いもしなかったのですが、映画の主人公カトリナは戦時中、ノルウェー人の母から引き離され、ナチスドイツの【生命の泉(レーベンスボルン)】の施設に収容されていた過去を持つ。

サスペンス仕立ての映画のネタバレになるので、あらすじは省略します。私はナチスがノルウェーの一般家庭にもスパイを入り込ませていたと聞き、恐ろしさに背筋が寒くなり、結果的に楽しむどころか、更にナチス及び東ドイツ、ノルウェーについて考え込む結果となってしまったのでした(>_<)。

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4月5日(金)午後、再びGYAO!で映画を観る。選んだのは『戦争より愛のカンケイ』(制作国フランス)。自由奔放な女性活動家と真面目な中年男性の恋の行方を描き、セザール賞で最優秀女優賞(サラ・フォレスティエ)と最優秀脚本賞を受賞した異色ドラマと評されている映画です。このような映画とは知らず題名に魅かれて見ました。

原題は『ひとの名前』、名前には血の秘密がある。主人公バヤは名前がアラブ的、めったにない名前。 獣医で疫病の専門家の男の名はアルチュール、フランス的でどこにでもある名前。

バヤは自分と政治的思想の異なる右派の男たちとベッドを共にして相手を転向させるという過激な活動に身を投じていた。バヤの裸が実にアッケラカンとして、健康的。重いテーマを扱ってるのに笑いがあり楽しめる映画です(^^♪。バヤが言う、「世界中、人種が混ざり合えば差別がなくなる」←本当にそうですね。世界中が内向きになり他民族を排するという、今の時代に対する痛烈な批判となっています(*^^)v。

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4月8日(日)、夕べは友人の送別会がありバスで帰宅。夜9時過ぎバスから降りた途端、大粒のアラレが降ってきて頭とコートがびしょ濡れになりました(@_@)。

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午後4時、夫の車で秋田駅へ向かう。外気温5℃の表示が出ている。

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秋田駅の大屋根の下。冷たい風が吹き、とても寒い。秋田の人は春になって雪が降らないというだけで、コートやダウンを脱ぎ、薄着になる。エスカレーターの二人の高校生、コートなしの制服のみ。私は濃紺パンツスーツにライナー付のベージュのトレンチコートを着込み、柔らかな木綿の大判ストールを巻くという完全武装。←それでも寒い。←おトシですよ~(^_^;)。

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目的のビューホテルに着くと、花屋さんのウィンドーがステキ♪

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ここは12階、地上50mのウエディングスペース【ジュリアン】が今日の送別会会場。

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Mさんからのメッセージ。

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5時開始、まずは乾杯♪
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フランス料理のフルコース。

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左の濃紺のスーツをお召しになってる方が、今日の主賓、元秋田市助役をされたFCカウンセラー仲間のMさんです。実を言うと彼女が長年、秋田市と秋田県の男女共同参画を進めるべく、のんびり屋の秋田の女性を教育、牽引してきた功績は非常に大きく、感謝、感謝です。

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花束贈呈。司会者がジ○マしてますね~。

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花束贈呈の写真を撮り終わり席に戻ると、テーブルに2皿のスイーツが(@_@)。「ひゃ~!!」(>_<)。私は糖質OF、ロカボ食を実践中なのです。血糖降下剤は飲んでいません。ピンクのマカロンは砂糖の塊、仕方なく飲み込んだものの、ケーキ類は苦手です。例外はコーヒーゼリーとチーズケーキとソフトクリーム(^^♪。

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立ち上がって歌ってるのは美空ひばりの『川の流れのように♪』です。私は敗戦後、子どもの時代からずっと美空ひばりにどっぷり漬かってきました。参加者もこの歌をスラスラ歌えるというのはひばりと同年代が多いのでしょうか?まさかね♪

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集った53名が輪になって「今日の日は~さよ~うなら~♪また~逢う日まで~♪」を歌って、散会。2000年代、男女共同参画社会に期待し、熱い心をもって仲間になった方たちにも、お久しぶりでお会いできてとてもうれしかったです(^^♪。

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会場から秋田駅方向の夜景をパチリ。

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ところで、みなさん。政府は男女共同参画社会の実現に向け、「社会のあらゆる分野において、2020年までに、指導的地位(議員、管理職等)に女性が占める割合が、少なくとも30% 程度になるよう期待する」という目標を立てていますが、達成できると思いますか?

【輝く女性】【女性の活躍】等、安倍政権の掛け声とは裏腹に、保育所もなく女性が働ける条件は厳しく、低賃金(男性の賃金の60%)やパワハラ、セクハラ、DVに晒されているのが現実なんですね。

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昨年(2017年11月2日)公表された 【男女格差(ジェンダーギャップ)】の大きさを国別に順位付けした「世界経済フォーラム」の報告書では加盟国144カ国中、日本は114位と前年より三つ順位を下げました。

日本は女性の閣僚や議員の少なさが目立ち、政治は123位と20も順位を下げました。 主要7カ国(G7)では今年も最下位です。日本は女性差別が横行する国なんですね。恥ずかしいですね(>_<)。

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いつもの秋田駅東口のバスロータリーをバスの窓からパチリ。映ってるガラスの建物、秋田拠点センター【ALVEアルヴェ】(2004年・複合施設)は、Mさんが助役時代、近代的なガラスの建築【仙台メディアテーク】(2001年)の影響を強く受けて建築されたものです。【仙台メディアテーク】は、仙台市民図書館・ギャラリー・イベントスペース・ミニシアターを併設し、そのオープンスタイルに私も魅せられ、何回も訪れています。

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今日乗るバスです。わっ!なまはげちゃんが楽しげに遊んでますよ~♪この後、降車時にアラレが降って…。

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4月7日(土)午後1時30分から
福祉エリアで町内総会がありました。今日も寒く、紺色木綿裏つきコートに柔らかな大判マフラーを巻いて、手袋をして出かけました。

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会場に入ると【町内総会資料】と【黄花コスモス】のタネを渡されました。我が町内は【美しい街】を実現すべく花壇の手入れや年2度の町内一斉清掃に励んでいます。

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今年は昨年に引き続き役員改選がありました。この1年、暫定町内会長だったのですが、役員対策が功を奏し、新町内会長が選出されました。\(~o~)/。

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どういう町づくりをしていくか、予算と合わせ、様々な質問や意見があり、総会は4時20分までかかりました。長かった~。それでも無事に終わりほっとしました(^^♪。

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総会後、交流会があり参加しました。写真は2階の交流会場から外を撮ったものです。残念!和室なので一旦座ると立ち座りが左足と左手不自由(腱鞘炎)のためままならず、交流会場写真はありません(^_^;)。

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4月9日(月)雨、スロージョギングへ参加する。

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今日は約60人参加。雨降りなので、全員2階を使用。

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ウオーミングアップ中♪

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一斉に走り出す。

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2階の狭い会場が混み合うので階段を利用しています。私は階段は1回のみ使用←転べば大変!!だから(>_<)。

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あぁ~♪汗かいちゃった。3分の休憩時間。

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休憩後、20分走りクールダウン♪手抜きしてる人がいますね~♪

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我が街の公園内の水芭蕉です。橋の上から撮影。クリックし拡大してご覧ください。

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森友、加計事件のボロがどんどん出て来て眼が離せませんね。この件については次回に。
いつも長~いブログにお付き合いいただきありがとうございます。ではまた(^^)/。

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2018-04-09 03:04 | カテゴリ:日記