宮沢賢治 春と修羅 第二集

    〔野馬がかってにこさへたみちと〕

  野馬がかってにこさへたみちと
  ほんとのみちがわかるかね?

  なるほどおほばこセンホイン
  その実物もたしかかね?

  おんなじ型の黄色な丘を
  ずんずん数へて来れるかね?

  その地図にある防火線とさ
  あとからできた防火線とどうしてわかる?

  泥炭層の伏流(ふくりう)が
  どういふものか承知かね?

  それで結局迷ってしまう
  そのとき磁石の方角だけで
  まっ赤に枯れた柏(かしは)のなかや
  うつぎやばらの大きな藪(やぶ)を
  どんどん走って来れるかね?

  そしてたうとう日が暮れて
  みぞれが降るかもしれないが
  どうだそれでもでかけるか?

  はあ さうか

(注) センホイン  まめ科の多年草。飼料や緑肥に用いる。
    

11月11日(月曜日)、とうとう秋田にも雪が降りました。たちまちそこら中が初雪で真っ白になりました。
外へ出ると体の芯まで冷たくぶるっと身震いしてしまいました。

11月12日(火曜日)、小雪が散らつく寒い朝、「ななかまど」の仲間4人とウオーキングをしてから、放送大学へ行ってきました。2年半前、卒業したのに再入学したのです。
帰り道、秋田大学の正門の前で、つむじ風に吹き飛ばされそうになり、私は帽子の上にさらにコートのフードを重ね、首根っこを押さえて、ようやく風から抜け出しました。一瞬のことでした。
その後、バスから降りて、スーパーの横に棲みついている?野良ネコの「福ちゃん」へ餌のカラカラをあげに行きました。福ちゃんはいませんでした。餌だけ置いてきました。福ちゃんは餌をあげる人からいろんな名前で呼ばれてる猫です。

「みぞれが降るかもしれないが どうだそれでもでかけるか?」
「はい。でかけます」

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2013-11-13 03:04 | カテゴリ:宮沢賢治