いま、フランス社会が多様な問題を抱え、「自由・平等・博愛」が危機に瀕している?下の新聞は風刺週刊誌の最新号です。風刺画は仏作家ミシェル・ウエルベックの作品。

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1月7日の午後(日本時間19時30分)、パリの風刺週刊誌シャルリー・エジプト本社が覆面をした二人の男が押し入り職員が襲撃され12人死亡、多数の負傷者が出るという衝撃的事件が発生しました。

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表現の自由を暴力で脅迫し阻止するということは赦されません。

フランス連続テロ事件の容疑者4人の関係図

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フランス各地でテロ犠牲者追悼集会が10万人規模で行われました。共和国広場に集まった人たち。

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無念にも突然命を奪われた犠牲者へキャンドルに祈りを込めて。

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10日、第2のテロ事件現場であるユダヤ系食料品店へ、仏特殊部隊が強行突撃、犯人を射殺、20人の人質を救出するも、既に、犯人が入店時に4人を射殺していました。
3歳の子供を連れたお父さんが冷蔵庫に隠れ、子どもをジャケットにくるみ、寒さに耐え救出されたとの報道もありました。子どもも恐怖に耐え頑張ったんですね。

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この度ののテロは中東アラビア半島のイエメンを拠点とするイスラム過激派「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」のメンバーが「予言者ムハマドの名誉が汚されたことへの報復として、犯行を指示した」と犯行声明を出している。

11日は、一連のテロ事件で犠牲になった17人を追悼する反テロ行進がパリ中心部のパリ共和国広場であった。オランド仏大統領やメルケル独首相、キャメロン英首相ら50カ国以上の首脳が腕を組んで約20分歩き結束を訴えた。160万の市民が参加した。これは1944年8月ドイツの占領からパリが解放されて以来の仏歴史上最高の人出だった。
オランド大統領は「今日パリが世界の首都になった。我々全ての国が(対テロで)立ち上がるだろう」と声明を出した。

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仏首都パリでテロに反対するため行われたデモ行進に参加する(前列左から)欧州委員会のジャンクロード・ユンケル委員長、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、ニコラ・サルコジ仏前大統領、マリのイブラヒム・ブバカル・ケイタ大統領、フランソワ・オランド仏大統領、アンゲラ・メルケル独首相、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長、マッテオ・レンツィ伊首相

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フランス全体では370万の市民が犠牲者17人の追悼と「テロに黙らない」と意思表示をするためデモに参加した。

「ペンは剣(銃)より強し」→「文章で表現される思想は、人々を動かし、武力以上に 強い力を持つ」

この記事のトップに載せた風刺誌最新号にネット競売で7万ユーロ(約990万円)を超える高値がついたそうです。最新号は6万印刷されましたがあっという間に売れ切れました。定価は3ユーロ(約420円)です。何でこれほどの高値がついたのでしょう?

<追 記> 1月16日
「私はシャルリー」「すべては赦される」と涙を流すイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画が書かれた特別号(14日発行)が16ケ国語に翻訳され、500万部(当初300万部とされていた)印刷されて25カ国で販売された。

特定の宗教を槍玉に上げてこき下ろすことはヘイトスピーチ(差別扇動憎悪表現)なのではないでしょうか?自ら信じるキリスト教は?仏教は?考えてみればわかることですよね。テロは赦されないけど、宗教を信じる人たちの感情を逆なでし、傷つけることも止めるべきだと思います。新たな憎しみを産み、更なるテロや戦争の火種にならないと誰も保証できないのではないでしょうか。新たな襲撃事件が起こらないように祈らずに居られません。

※AFP時事から写真をお借りしました。

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2015-01-11 12:57 | カテゴリ:日記