6月10日、放送大学「歴史・民俗・文化クラブ」会員で、「秋田国家石油備蓄基地」へ見学に行って参りました。曇りという天気予報を見事に裏切って夏空が広がり、最高の見学日和となりました。

★「野の花日記」の写真はすべて、ワンクリックすると拡大してご覧いただけます。★

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秋田石油備蓄株式会社の建物です。会社の入り口に掲げられた緑の看板には【秋田石油備蓄基地に働く私たちは『安全なる人間像』を目指します】と書かれていました。ここで働く大勢の男性の皆さんにも【家庭にいるときも『安全なる人間像』を目指してほしい】と思いました。

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目の前の地上式石油備蓄タンクさすがに大きいですね。車の中からパチリ。地上式タンク(4基)は以前ここで民間が使っていたものを引き継いだものです。

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そもそも、なぜ国家石油備蓄基地なるものが必要なのか分かりますか?私はここへ来て初めてわかりました。ここへ来るまでは、備蓄されてる石油は売り物だと思っていました(・_・;)。

ここに備蓄されてる石油は「国家に非常事態」が発生した時、放出されることになっているのです。国家の非常事態!とは戦争!紛争!のことです。というのであれば決してここの石油が使われることがありませんように・・・。

ちなみに、2011年3月11日の大震災・津波では、国家石油備蓄基地の石油は使用されることがなかったのです。単純な私は???あれは非常事態ではなかったのか???当時は石油が順調に輸入されてたから?価格混乱を招くから?

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この画面はぜひ拡大してご覧ください。地下式タンクは地上に出ている高さは部分は3,5mです。ワゴン車の中からパチリ。

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地下式タンクへ向かう途中、こんな大きな壁がありました。タンクの厚さの実物大です。壁のなまはげさんは等身大だそうです。

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地中式原油タンクモニュメント

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日本国家石油備蓄基地のあちこちに緑地帯がありました。まだ松の木はそんなに大きくありません。

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青いヘルメットを被っているのは「歴史・民俗・文化クラブ」の見学者。薄い黄緑のヘルメットを被っているのが広報担当者。私たち素人の質問に分かりやすく説明してくれていました。

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この写真は、大きさを実感していただけるよう2枚をくっつけています。「秋田の地下式タンクは世界一大きい」と広報の方が誇らしげに語っていました。
大きさは横90m(97mのものもあり)、高さ51,5m、そこの壁の厚さは2,7m、堅い岩盤の上に設置され、地震にも強い構造にしてあるとのことでした。地下式タンク(12基)は地上より低いところに石油が貯蔵されてるので、地上に流失するということはないそうです。

下の写真の灰色の丸い部分は浮屋根です。石油を入れると屋根が浮き上がります。13年に一度必ずこうして石油を全部抜いて点検するのだそうです。写真を拡大すると底の茶色い家の側で黄色のヘルメットにグレーの作業着を着ている人が見えます。

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ここは基地で使われた水をきれいなものにして海へ流すためのプールです。車の中からパチリ。

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見えてきました。風力発電機の巨大な風車が。

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ここにもなまはげさんが。『さむかぜクン』と名付けられてるのですね。この色だから遠くから見ると風車が錆びてるように見え、「錆びてるのか」と言われるそうです。

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風力発電は、北海道に次ぎ秋田が最適地なのだそうです。私が能代にいたときは、能代市は海岸が近いので、どんなに横殴りの風雨や吹雪に飛ばされそうになったことか、前に進むことができないほど強い風が吹くのです。能代の砂防林を一部公園化し、『風の松原』と呼んでます。このような風の町に住み、限りある石油資源にのみ頼らず、風力発電に力を入れ新たなエネルギーを確保すべきだと、若いころからずっと思っていました。

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青い空に白い積雲、紺碧の海を白い船が走ってます。画面をクリックして拡大してご覧ください。

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石油備蓄資料館です。ここにもなまはげさんが!ナタを振り上げていてコワ~!船越は男鹿市ですから仕方ないですね。でも毎日なまはげ像を見ていたら、刷り込まれて暴力的になるマッチョな男もいるのではないでしょうか?シンパイです。

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石油備蓄資料館の2階から見た前庭。地下のエネルギーを石を放射型に配置することで表現していると説明が書かれていました。
備蓄されてる石油の量は、国家備蓄基地10ヶ所を100とすると、民間には80備蓄され、非常事態が発生した場合180日間(6ヶ月分)使用できるそうです。

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資料館の中の説明版、興味ある方は拡大してお読みください。

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石油産出国は靑ランプで産出量を示してあります。消費国は赤ランプで消費量が示されています。産油国が石油の消費量が少なく、大量の石油消費国では石油が少ししか生産されてないのですね。日本は消費のみ表示されています。代替えエネルギーを真剣に開発する必要を感じました。

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様々なことを考えさせられた見学会でした。
写真の平和な風景も奇跡に思えてきました。紺碧の海と寒風山にお別れし、帰路へ。

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2014-06-15 06:20 | カテゴリ:放送大学