私は上野千鶴子さんの2冊の本をご紹介して、「リハビリと私」を終わるつもりでした。

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★山梨市『上野千鶴子さん講演中止事件』

ところが、3月15日、Yafoo!ニュースで「山梨市から昨年10月に依頼を受け3月18日に予定されていた上野千鶴子さんの市民講演『ひとりでも最期まで在宅で』が中止になったというニュースをみて、何と時代の流れに反した市長(今年の2月当選した望月清賢市長)だろうと驚きました。上野さんは社会学者であり、早くから高齢者や介護に関心を寄せ、「老人学」を誰よりも深く研究されてる方です。
この度の、山梨市の講演のテーマは「介護や最期までひとりで生きる心構え」を語る予定でした。既に申し込みが164人(人気があるんですよ)もあったのに、「公費でやる講演にふさわしくない」というメールが10通あったということで、朝日新聞の「なやみのるつぼ」過去の思春期の少年の性欲の悩みに対し、異性との付き合い方を書いたコラムと、『セクシイギャルの大研究』(1982年光文社)『スカートの下の劇場』(1987年河出書房新社)などの本のタイトルが気に食わないという市長の判断で、中止となったのです。
ああ!びっくり!この2冊の本も、余りに昔出版されたものだけに、因縁をつけようと思えば何でもいいんだということですね。

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この3冊も読んでいただければ、上野さんがまじめに人が老いてやがて死にゆくときまで、どうやって自分らしく、人間らしく(ともすれば物として扱われますからね。)生きるか、問うてきたことが分かります。
山梨市の市民も年は取るのです。いくらエイジレスといっても、やがて人間は死ぬ運命にあるのです。上野さんの笑かしながらのスピーチから、沢山の知恵を得る学習の機会を市長の一存で中止したのは、市民にとって大きな損失だと思います。
なんか、今後、色々問題が発生しそうな気がします。市民、特に高齢者にとって受難の日々となりませんように。

以前、男女共同参画基本法に対して、「男と女は違う存在。それを男と女が平等だと主張することはけしからん」と、厳しい『バックラッシュ!』(2006年双風社)の嵐が吹きすさんだことがあります。「ジェンダーはもちろんカタカナ語はいかん」と、まるで戦時下のような言語統制があり、日本中の行政が殆どこの要求をのみ「ジェンダー」という言葉をつかわないという時期があったのです。今は下火になってきましたが、まだまだ燃えカスが残ってるのが現実です。カタカナ語を日本語に直訳するにはかなりニュアンスが伝わらず、不正確な言葉になってしまう恐れがあるのです。
山梨市に、バックラッシュが超遅くというより、新しい嵐が到来したのでしょうか。

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★今日3月17日、夕方5時帰宅してすぐYafooニュースを見ると、上野千鶴子さんの講演が18日行われると報道されていて、よかったです。粘り強い上野さんは18日を空けてあり、ぎりぎりまで再開を待つということでした。市民からは講演再開の要望が多く寄せられ、市長が折れ、16日、上野さんに再開をお伝えしたとのことです。これ以上言われるのは嫌と、市長のコメントなしです。
バックラッシュが杞憂に終わることを願っています。

★山梨市公演中止撤回について ちづこのブログNO66
(http://wan.or.jp/ueno/) 
4月3日、上野千鶴子さんがこの経緯を後日談としては発表されてます。
WAN(ウーメンズ・アクション・ネットワーク)サイト上の「ちづこのブログNO66」に掲載されてます。『DV・マリコのかけ込み部屋』のリンク先ページからお入りになってぜひご覧ください。

以下にその一部を引用します。

★ふりかえって今回の出来事を考察してみましょう。 自治体による「講師ドタキャン事件」は枚挙にいとまがありません。故松井やよりさんの千代田区講演中止事件(2001)、辛淑玉さんの台東区講演中止事件(2001)、上野が関係した国分寺市事件(2006)、平川和子さんのつくばみらい市講演中止事件(2008)等々。今回の山梨市事件は、いったん自治体首長が中止の決定をしたものを撤回させたという前例として、歴史に残るでしょう。それにしても地方の自治体はこういうふうに名前が残るのですね。不名誉なことです。自治体首長としては、賛成・反対両方の市民の声を聞いたうえで、「柔軟な対応」をしたとして、評価に値するでしょう。★

★これまでだって、冒頭にあげた講師ドタキャン事件のほか、福井県ジェンダー図書撤去事件、堺市立図書館BL図書撤去事件、「はだしのゲン」撤去事件、豊中市非常勤館長解雇事件など、バックラッシュは枚挙にいとまがありません。「クサイ臭いは元から絶たなきゃダメ」なんですが、この件が最後になるとも思えません。これからも当分「もぐら叩き」に走りまわるしかないでしょう。★

なお『スカートの下の劇場』は新しく出版された『女ぎらい』(2010年紀伊国屋書店)と一緒に本屋の棚に並んでいて驚かされるのですが、興味本位に読まれてるのかも知れません。『スカートの下の劇場』よく古本屋の棚でも売られていました。買ってはみたものの「女性学」では期待外れだったのでしょう。本のネーミングは出版社の売るための作戦なのでショッキングな題名になることもあるんですよね。
『女ぎらい』もとげとげがついた文字でいかにも女が嫌いという装丁ですね。私も男は女が嫌いだからわざわざ結婚したのに暴力(DV)を振るったり、レイプできるのだと思っています。女性が好きだったらこんな残酷なことはできませんよね。


★昨日、16日の午後はゾンタクラブ主催の講師狩野弁護士のDV講座に、ご丁寧なご案内のお手紙をいただいていたので参加する予定でしたが、DV相談が入り、残念でしたが参加できませんでした。
当事者間の相談は夕方終わったのですが、その後、大声を出す親族に押しかけられ、お断りしたにもかかわらず、玄関に鍵をかけ忘れていたので、既に玄関に入って立っていて本当に驚きました。感情の抑制が効かず思いのままに暴発する人間って、何をしでかすか分からないから、やっぱり怖いですね。その後相手方にも押しかけ騒いだようで警察を呼んだと連絡がありました。この騒ぎがおさまったのは夜の10時すぎでした。
こんな騒ぎは今までないことでした。

実はこの件は、15日の夕方から一晩がかりで携帯でやり取りがあり、それが突然の面接になったので、お蔭で予定していた仕事ができず、とうとう徹夜をしてしまいました。体が持たず、2時間くらい横にはなったものの、神経が立っていて眠ることはできませんでした。

★17日、お昼の12時から国際ソロプチミスト秋田のみなさんの例会で、皆さんにお配りする資料を持参で、「DV基礎講座:女性と子どものSOSが聞こえますか?」の講師を務めてきました。みなさん別世界の話を聞くように驚いて居られましたが、DV被害女性は3人に1人、3日に1人の女性が殺され、1週間に1人の子どもが虐待によって死んでることを伝えると、会場がどよめきました。
国際ソロプチミスト秋田のみなさんの周りにも、必ず被害者がいるという事実を踏まえ、DV暴力がどういうものか知ることにより、誰か助けを求めたとき、その手を温かく握り返し、力になって支えてほしいと伝えました。手応えはあったような気がします。

講話を終わって、向かった先は「25年度分確定申告」手続きのため労働福祉会館へ。もう今日17日が最終日なので、人が溢れ階段まで人が並んでる有様でした。私は、こういうのは不得手で、どこへどう区分するのか分からなく、下準備はして行ったのですが、結局2時間近くかかりました。税務署のみなさんはとても親切で助かりました。4時で受付終わりなので、4時10分前だったのですが階段を急いで登っていく人たちが結構いて、皆さん仕事をしていて忙しいんだなと思いました。
この前のこの日記で、さっさと歩けるなんて自慢してたのですが、帰りは寝てないのが響いてカバンの書類や資料が重く、だらだら歩いてると、みんなが私をさっさと追い越していきました。早く歩きたいのに歩けないほど疲れていました。

幸い夫が「きりたんぽ鍋」を作ってくれていて、ご馳走になってパソコンに向かっています。夫に感謝です。
今夜はホットラインです。また眠れない夜が続きます。人には無理しないでと言いながら、私自身が無理してるなと思います。紺屋の白袴ですね。

また『リハビリと私』に戻りますね。今日が最終回です。

下の写真は昨年9月24日、北秋田市の太平湖へ町内の「ななかまどクラブ」の仲間と一緒に行った時の写真です。
これは太平湖へ向かう途中の阿仁の山々です。杉の木が少しありますが雑木が多く、いかにも熊やカモシカやイノシシがいそうな山ですね。雑木の山は動物たちの食糧が豊富にあるんですね。
最高の青空に月が白く輝いていました。
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太平湖は森吉ダムの建設によってできた人造湖です。小さな遊覧船に乗り小又狭へ向かいました。太平湖は観光化されてなく人造湖というものの自然いっぱいの素晴らしい湖です。
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湖には13の渓谷渓流があり景色満点、ごつごつした岩や細い山道は険しく結構スルリ満点でした。
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岩盤はところどころ滑るので足元要注意でした。
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水の流れる音、鳥の声、涼やかな風、野の花、「ななかまどクラブ」の仲間以外は、ほとんど会う人もなく貸し切り状態でした。
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岩盤の上に座り、これから昼食です。Aさんが大きなリックからコーヒーセットを取り出して、入れて下さったコーヒーが思いがけなく、とてもうれしく美味しかったです。
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ダム建設時に作られたコンクリート製の四角い橋桁に厚い板が重ねて渡してある橋を渡ってます。
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渦巻く水の美しさに魅慮されました。
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突然太平湖の話になって、「何?」と思われたことでしょう。
実は昨年の4月の「ななかまどクラブ」の総会で、太平湖へトレッキングに行く計画の発表があったとき、「とても私は参加できない」と思っていたのです。ななかまどクラブの仲間での週2回のウォーキングでは、坂道は誰より遅くなり、公園の急な階段は登れない状態だったからです。
でも目標があるということは良いことですね。耳鼻科の主治医の言葉通りでした。目標があると気持ちがキリっとなってがんばれるんですね。
現在は近くのスーパーの3階まで階段を手すりに掴まらず登り降り出来るようになりました。エレベーターやエスカレーターには重い荷物がない限り乗らなくなりました。

私の体験したことでよかったことなどを書きますね。脚力やひざに問題がある方のご参考にしていただければうれしいです。
弱った足のひざには、ひざ体操が一番効果がありました。『痛み解消!ひざ体操(NHK今日の健康)』を参考に3種類の体操を毎日続けました。1日3回と書かれてましたが、私はほとんど夜1回だけ、ストレッチを入れて(30分くらい)ですが、確実に足に筋肉がつき歩くことが楽になりました。

以前、膝の痛みで赤十字病院へ行って診てもらったとき、膝に年齢相応の骨の減りがあり、筋肉をつけるよう膝の簡単な体操を指導されたことを思い出しました。担当医師は注射はもちろん薬も一切出しませんでした。私も今は膝にとって一番効果があるのはひざ体操をして筋肉をつけることだと思っています。

マッサージはそのとき一時的に気分がいいだけだと思います。お風呂も血液循環を良くし有効です。膝は冷やさない、温めることも大事だと実感してます。そのため簡単なニットのサポーターを着用しています。

また友達が効果があると教えてくれた、マシン「レッグマジックX」で60~100回、足を左右に開閉する運動もしています。これは大腿部に筋肉が確実につきます。1万円くらいで買えます。パンフには60秒スイスイできると書いてますが、とてもきつい運動です。だから効果があるのですね。類似品があるのでご注意ください。

姿勢を正しく保てるようにストレッチを、レンジでチンを待つ間とか、お風呂上りとか、寝る前に毎日してます。

昨年の夏、早く治したいと思い近所の整形外科(医師との会話なしの流れ作業でした。)でヒルアロン酸を1週1回、5回にわたり膝に直接注射してもらいましたが、私には全然合いませんでした。結局注射をすると当日から3日くらいは激しい痛みがあり、その後も痛みは続き、ウオーキングができなく逆効果でした。ひざが腫れていたのでひざとひざ裏、大腿部に張り薬を貼っていました。5週間も歩かなかったら、脚力が減退してしまったというのが事実でした。
現在はひざが腫れることもなくなりました。

耳の三半規管にヘルペスができて51日間の入院生活をし、バランス感覚と体力と脚力を失ったのは6年前でした。平衡感覚と筋力を取り戻し体力を回復するまで6年かかりました。たくさんの方から鞄を持ってもらったり、その他さまざまなことに配慮していただき助けられて、現在の私があります。ありがとうございます。感謝あるのみです。

今も耳の中で蝉や鈴虫が鳴いてますが余り気にならなくなりました。めまいを意識することもほとんどなくなり、たまにグラリと揺れることがありますが、普通に日常生活を送れるようになりました。
やっぱり『日常生活即リハビリ』ですね。これからも「私にはできない」と尻込みせず、チャンスと必要があれば何にでもチャレンジしていきたいと思っています。「継続は力なり」を実感しております。

最後になりましたが、一緒に歩き、一緒に笑えあえる仲間の「ななかまどクラブ」のみなさんの友情に感謝です。ほんとうにありがとうございます。たくさんの情報と力をいただきました。これからもよろしくお願いします。
長い長い日記『リハビリと私No1~No7』はこれで終わります。付き合って読んでいただきどうもありがとうございます。
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2014-03-19 04:50 | カテゴリ:リハビリ