みなさん。こんにちは。

2013年も残り2日になりましたね。

今日、「WAN ウィメンズ・アクション・ネットワーク」のホームページを訪れましたら、トップページに「2013年 女性への暴力に反対するパープルリボン&ライトアップ運動」の素晴らしい動画が載っていました。

紹介しますので、ご覧下さい。
とても心温まる映像が、女性たちの手で作られています。
http://wan.or.jp/

私は、去る12月14日(土)秋田県大潟村(サン・ルーラル)で、上野千鶴子さんの講演【 世直し 女の出番 】を聴いてきました。上野さんは開口一番、「『おひとりさまの老後』以来、老後をいかに生きるかの講演ばかり続き、今日の演題【 世直し 女の出番 】は、本来の自分の本領である社会学、女性学を話せるのでうれしい」と笑顔いっぱいでした。

上野さんは黒のジャケットに濃い赤のインナー、そして大きな赤い石が何個かついてるネックレス、それに赤毛のショートカットでした。とても格好良かったですよ。以前おしゃれに目覚めたと言って居られたので、付記します。

上野さんの舌鋒は鋭く、しかしユーモアで大いに会場を沸かせ、感銘深くも楽しい時間でした。私は、上野さんの著書『女たちのサバイバル戦』(文春新書)『ニッポンが変わる、女たちが変える~12人の女性との対話~』(中央公論新社)『上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?』(朝日新聞社)←(身につまされます。)の3冊を買いました。

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上野さんからご著書にサインをいただき、握手もしました。その手を包帯でぐるぐる巻きにしたいくらい(笑)うれしかったです。
その上、WANに「NPO秋田ウィメンズネット」を無料で登録していいと許可をいただいたのです。

実は、私は上野千鶴子さん(社会学者・女性学の騎手)の大ファンなのです。ことの初めは、光文社<カッパ・サイエンス>『セクシィ・ギャルの大研究~女の読み方・読まれ方・読ませ方~』(1982年初版、上野さんの処女出版)という本との出会いでした。私は遅れて5年後、第10版を手にしたのでした。内容が衝撃的でした。当時はジェンダーという言葉が、まだ人口に膾炙してない時代でした。

この本により、私は「人間社会がどうなっているか」に目覚めたのです。世の中が、隙間なく男はこういう役柄、女はこうあらねばならないという、固定的性別役割分業に縛られ、男も女も何と窮屈に生きているのだろう。そして、経済を握るものが権力を握り、女の運命は経済を握ってる男に拘束され支配されている現実にぶち当たったのです。

当事、「男尊女卑」という言葉は死語だと思っていたくらい、ノー天気な私でした。私自身が世の中が意図的に男性が中心に、女性が周縁に二流として構造化されてることに、全く気づいていなかったのです。自分が男にどう読まれて、どう読ませたがっているのかという意識も持っていなかったのです。

ただ、女性に割り当てられた家事育児と仕事(国家公務員)をこなし、二重負担のため綱渡りのような大変な生活をしていました。密かに私には家事能力がないのだと自分を責めていました。

女が女らしく生き、男が男らしく生きて何の不思議ぞ?しかし、その結果が、男女がイコルティ(平等)でないことが、女性への暴力、女性の貧困に繋がっていることに思い至ったのでした。

本の表紙に「女を読むとは、すなわち人間社会を解読することだ。男はいかに女を読み、女はいかに自分を読ませているかーその関係が社会そのものなのである。なにせこの世には男と女しかいないのだから…。」書かれています。

私は30代から女であることが何故こう苦しいのか?答えを求めていました。上野さんの本はもちろん、関連する女性学・フェミニストカウンセリング・法女性学・DV・性暴力・子どもについての関連本を集め、読んできました。

男と女の関係は改善されないまま・・・男性中心社会が続き・・・。
そして、私が行きついた先が、フェミニストカウンセリング学会(【パーソナル・イズ・ポリティカル】」=【個人的なことは政治的なこと】河野貴代美先生)であり、女性への暴力に反対するパープルプロジェクト運動(近藤恵子さん・遠藤智子さん)でした。

11月25日、女性に対するあらゆる暴力を禁ずる「女性に対する暴力撤廃国際デー」でした。あなたの地域のテレビ塔や女性センター・男女共同参画センター・県庁・市役所などパープル色にライトアップされたり、パープルリボンが飾られ、女性への暴力反対をアピールできていたでしょうか?

☆☆☆ 2014年が、『ニッポンが変わる、女たちが変える』ことができますよう、
☆☆☆ 希望が持てる年でありますよう、
☆☆☆ みなさんが穏やかで安全な新年を迎えられますよう祈念しております。

*****ミニ知識*****
☆ 上野千鶴子さんは、認定NPO法人ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)の理事長です。

   『ケアの社会学~当事者主権の福祉社会へ~』上野千鶴子著(太田出版)

   初版への序文 〔 ケア・・・共助の思想と実践 〕
  1、大震災のあとで本書(『ケアの社会学』)を大震災後のいま、
    世に送り出すことにかくべつの思いがある。

この書の中で、【第15章 官セクターの成功と挫折…秋田県旧鷹巣の場合・・・】(P380)が記録されてます。

・・・2、「日本一の福祉」を目指した町(P381)
・・・10、鷹巣の挫折の検証…「住民が選択した町の福祉」は、同じ住民によって否定されてしまった。なぜこんなことが起きたのだろうか?(P401)。
・・・11、ネオリべ改革に翻弄された鷹巣福祉(P405)
・・・12、鷹巣の挫折から何を学ぶか(P410)

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記録映画監督の羽田澄子さんが1997年と1999年の2度にわたって鷹巣で、記録映画を撮影しています。
NHKテレビは「夢の福祉の町ケアタウンたかのす」と報道し、秋田市では福祉協議会主催の「鷹巣町の先進的理想の福祉」を上野千鶴子さんを講師として迎え、熱く語っていただいていたのです。
私は、理想の「ケアタウンたかのす」の福祉施設見学に2度も行っていました。

私は、よく研修を受けるため日本各地へ出かける機会があるのですが、その先で、「秋田県の鷹巣というところは素晴らしい福祉政策をしている町ですね」と、褒められたことが何度もありました。
…その町の福祉が、町長選に岩川町長が負けたことで潰えてしまった?それってどういうことなのか?私の疑問に適切に答えられる人は周囲に誰もいなかった・・・。

本の帯には、【超高齢社会における共助の思想とは何か?!】社会的弱者に配慮する社会へ。わたしたちは希望をもってよい。
【著者、2011年朝日賞受賞!】膨大なフィールドワークと精緻な理論に裏打ちされた、【上野社会学の集大成にして新地平!】と記されています。

ケアに関わる人も今は関わっていない人にも、ぜひこの本を読んでいただきたいと思います。
舌鋒鋭くと書きましたが、上野さんは本当に優しく、いつも弱者に目を注ぎ弱者の味方でおられる方です。
 続く
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2013-12-29 23:53 | カテゴリ:女性学