また、尊い命が奪われました。このブログに3月6日、【川崎中1殺人<救えた命>(2月20日、いじめ殺人)】、7月10日、【岩手矢巾中2自殺<救えた命>(7月5日いじめ自殺)】書いてから三度、名古屋中1いじめ自殺<救えた命>について書くに至ったことがとても口惜しく、悲しく思っています。

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名古屋市西区で1日午後4時頃、同区に住む市立中学校1年の男子生徒(12)が市営地下鉄地下鉄鶴舞線の庄内通駅でホームで落下、電車にはねられて死亡する事故がありました。

同市教育委員会は2日、生徒(卓球部所属)の自宅から「学校や部活でいじめが多かった。部活で弱いなと言われていた」「もう耐えられない。だから自殺しました」と書かれた紙が見つかったことを明らかにし、いじめを苦に自殺を図った可能性があるとみて調査を始めた。

生徒は1日、家族と昼食を食べた後、午後3時ごろ、「ドーナツを買いに行く」と言って外出した。遺書はその直前に書かれたとみられ、自殺前に見つけた家族が携帯電話に連絡し、「いじめ大丈夫か、お前」と尋ねたところ、「大丈夫、大丈夫。冗談だ」と答えたという。
( ※ 出典 朝日新聞 2015年11月2日 )

1日、家族とともに昼食をとると、午後3時過ぎに「ドーナツを買いに行く」と言って外出。普段と様子が違うことを心配した祖母が男子生徒の部屋を調べると、机の引き出しから“遺書”が見つかった。この時、父親は息子の携帯に電話したという。

男子生徒の父親「(電話から)電車が入ってくる音が聞こえてたんですけど、(息子は)普通にいつも言うように『冗談冗談』、そういった元気な声で返してきてましたのでそれを信じて、『じゃあすぐ帰ってこいよ』と、本人には伝えて電話を切っております」

しかし、心配した父親はその後駅に向かったが、既に救急車が到着したあとだったという。
( ※ 出典 日テレニュース 2015年11月3日23 :47 )

お父さんからの電話に出て、最後になっても真実が言えなかった…それだけいじめが苦しく死ぬことで地獄の苦しさから解放され、すべてを終わりにしたかった・・・12歳の少年の余りの痛ましい選択に胸が痛みます。

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<3日葬儀の父親のコメント>。 

「眼に入れても痛くない自慢の息子だった。父親として、何もやってやれなかった。それが悔しくて、『何で言わなかったの』、それだけです」「異変を察知できなかったのは、親として失格だと思っている。(息子は)自分の心の中に秘めて、外には出してなかったんじゃないかなと、私としては感じております。犯人を捜すというよりも、どういった経緯でこうなってしまったか、これを追求していただきたい」

最愛の子どもさんを理不尽ないじめによって亡くし、まさに断腸の思いだったことでしょう。お父さんは犯人捜しよりもと仰っていますが、加害者が調査のプロセスで特定できたら、犯罪者としてきっちり処罰を受ける必要があると考えます。

学校は2カ月に1回、いじめの有無を生徒にアンケートしていたが、この生徒がいじめられているという事実は確認していなかった。まじめでやさしい生徒で、中学には入学後、休まず通っていたという。( ※ 参照 日テレニュース 写真は日テレからお借りしました。)
この学校ではどのような形でいじめの再調査をしていたのでしょうか?

<いじめを延べ80人の子どもが見聞きしていた>
4日、中1いじめ自殺問題を受け、全校生徒(500人)を対象に行われたアンケート調査で、「いじめの現場を見た」という生徒が20人いたことが分かった。見た場面(複数回答)は「部活動」が9人、「部活以外の学校生活」が10人、「それ以外」が1人だった。

複数回答で、のべ80人が見聞きしていた「本人から聞いたり相談を受けたりした」は3人。「本人以外の人から聞いた」は57人いた。じめの内訳は「冷やかし、悪口、脅し文句など」が54人と最も多く、「嫌なこと、危険なことをさせられた」が32人、「仲間はずれ、集団による無視」が11人と続いた。

また、並行して行っている生徒への聞き取りで、男子生徒が10月中旬、「もうだめかもしれない」と、所属する卓球部の1年生に漏らしていたことが分かったという。
( ※ 参照 朝日デジタル 11月5日(木)6時36分配信 )

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<アンケート後の両親のコメント>
全校アンケート調査結果を受け、男子生徒の父親は「勇気を出して回答してくれた生徒に感謝したい。担任や友達に何でも相談できる態勢を作って欲しい」、母親は「何か見たことのある子が、先生や大人にすぐに報告できる学校にして欲しい」とのコメントを出しています。

文部科学省は8月4日、【岩手県矢巾町で中学2年の村松亮さんが自殺した問題】を受け、すべての小中高校と特別支援学校に、いじめ防止の取り組みに不備がないか点検するよう、教育委員会などを通じて通知しています。

更に8月下旬、文部科学省は、毎年実施しているいじめの認知件数についての【調査をやり直すよう求める通知】を出しました。自殺した生徒がいじめを受けたとアンケートに記入したにも拘らず、学校がいじめと認めなかったことを問題視し、すでに提出を受けた2014年度分のいじめ件数を精査するよう各地の教育委員会などに指示しました。

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< 学校は2カ月に1回、いじめの有無を生徒にアンケートしていたが、この生徒がいじめられているという事実は確認していなかった。>
8月2度にわたって、文部科学省から毎年実施しているいじめの認知件数についての調査をやり直すよう求める通知を出ていたにも拘らず、12歳の少年が通っていた学校は通達を無視し、再調査をしなかったのでしょうか。

事件が起きてから調査をし、のべ80人の子どもたちがいじめを見聞きしていたことが分かったというのは、学校が調査結果を隠蔽して報告してたのでしょうか。全く疑問です。

===以下、いじめの統計を参考にいじめの状況をご一緒に考えてみませんか。===

学校により認知されたいじめは,平成24(2012)年度は198,109件と,前年度(70,231件)の2.8倍に増えました。平成24年度の急増については、【大津市のいじめ問題】の影響を受けて、学校側の認知件数の増加に繋がったのですね。
( ※ 各図は平成26年度版 子ども若者白書 よりお借りしました。 )

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下のグラフは【いじめを受けた子どもの学年別割合図】です。
中学1年生が15%。要注意は中学1・2年生と言われてますが、こうして統計を見ますと、小学生の多さにも驚きです。今こうしている間にも、小さな未来のある子どもたちが誰にも気づかれず、死を選ばざるを得ない状況に追い込まれてると思うと、たまらない気持になります。

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いじめの原因・動機の主なものは①力が弱い・無抵抗②いいこぶる・なまいき③動作が鈍い④よく嘘をつく⑤仲間から離れようとする。いじめ=虐待は恐怖をもって相手を服従させコントロールするためするのです。人権無視と差別があります。子どもが加害者だと侮ってはなりません。暴力の芽は早く摘まないと(子どもは可塑性がある←人権教育をする。)大人になっても暴力を振るう人間になる可能性大なのです。

子どもにとって、仲間外れや無視や陰口(精神的暴力)は非常に辛いのです。大人だって同じですよね。

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中学生がいじめに起因する検挙・補導はダントツ多いんですね。家庭における子どもの虐待は見た者、聞いた者すべてに通報義務があります。同じく【いじめ=虐待】なのですから【学校のいじめを通報義務】としたら良いのではないでしょうか。児童相談所も警察も今の状態では年間19万件もあるいじめに対処しきれないという問題が発生しますね(>_<)。

秋田の児童相談所の建物などボロボロですよ。建築=環境は人の心に強く影響します。職員が自信を持って働ける児童相談所を全国に増設し、いじめ専門職員を配置する必要があります。

予算はどこから?予算が潤沢な防衛庁予算を【いじめ対策費】に回せばいいんじゃないでしょうか。
平成27年度の概要、【我が国の防衛と予算】はhttp://www.mod.go.jp/j/yosan/2015/yosan.pdfをぜひご覧ください。憲法で戦争放棄をうたいながら、高価な武器弾薬を大量に買い込んでるのが日本の現状です。あらゆる武器弾薬の写真が価格と共に豊富に掲載されています。驚きですよ~(*_*)。

我が国の未来がかかってる子どもたちの6人に1人(16、3%)が貧困に晒され、さらに20万の子どもたちがいじめに晒され、十分な教育を受けられない状況を「1億総活躍社会」をうたう安倍首相はどう考えてるのでしょうか!!「防衛第一、子どもどころではない!!」←婚活を推進し、「産めよ増やせよ」と言ってるのは政府ですよ。

先進国の中で、未来をを背負う子どもに一番お金をかけてないのが日本です。DV・いじめ等虐待環境に放置し、見捨ててると言っても過言ではないと思います。
【いじめはなかった】ことにしたいという、大人たちが作ってる「隠蔽社会」を変えない限りはいじめられてる子どもたちは救われません。

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いじめられた子供が相談するのは先生。子どもたちが一番信頼しているのは先生なのですね。約73%の子どもが相談相手に先生を選んでるのですよ。先生は子どもの期待に真摯に応えてるのでしょうか?いじめを学校の不名誉、先生自身の力不足・恥と考えてる限り、子どもたちは救われません。

保護者や家族の相談が約29%なのは子どもは親の強い期待感を裏切りたくなく、また子ども自身のプライドから家族に相談をすることを躊躇してしまうのだと思われます。

友人が約14%、12歳の少年も同じ学年の卓球部の友だちに「もうだめかもしれない」と話してたんですね。

スクールカウンセラーや学校以外の相談機関に相談する者の割合は低いですね。誰にも相談していない子どもたちが1割もいます。

★★★ 岩手矢巾中学亮さんの担任が父親に謝罪 ★★★
【岩手県矢巾中学校のいじめで5月5日自殺した松村亮さん(13歳)の担任の先生】が、父親(40歳)に詫びたのは8月4日になってからです。村松さんの自宅を訪れ、「いじめに早く気づけず無力だった。自分で解決したかった。申し訳ありませんでした」と謝罪したのでした。亮さんが亡くなってから3か月、余りにも遅すぎる謝罪でした。天国で亮さんが「僕あんなに助けてもらいたいとSOSを先生に送ったのに助けてもらえなかった。口惜しいよ」と泣いたのではないでしょうか。

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いじめられた子どもの相談先が担任の先生であるのに、「いじめを見た時先生に知らせる」は小学生がやく40%中学、高校と激減するのは先生にチクったと、今度は自分がいじめの標的にされかねないからでしょう。

「止めろ!」と止めるのも小学生が24%、中学高校と10%も減ってしまうのも逆に自分が攻撃される恐れがあるからですね。

「何もしない」傍観者の立場をとるのは小学生で14%中学高校と増え高校では26%の子どもが見て見ぬふりをするようになるのですね。関わり合いになりたくない?保身のため?他人事?無関心?傍観者は結果的にいじめを放置することで、結果的にいじめに加担することになるのではないでしょうか。

思いやりや優しさが学校という激しい競争社会の中でどんどん失われて行く現実がこの各種グラフに現れていますね。。過酷な競争社会である大人の社会を反映してるのですよね。

★★★岩手中2自殺、父親がいじめた4人を告訴「悔やみきれない」7月26日)★★★

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それにしても警察と学校との子供の自殺の認知件数の差が約2倍だというのはどう考えたらいいのでしょうか?
学校の子どもの自殺認識レベルが低いのは、統計には現れてこない見過ごされたいじめ自殺が相当数あるのではないかと疑わざるを得ません。

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法務省の人権擁護機関(法務省人権擁護局,法務局・地方法務局・支局、人権擁護委員)が被害の救済を行った「学校におけるいじめ」に関する人権侵犯事件の数は、このところ急増しており、平成25年には4,034件と過去最高となっています。

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私は、11月1日、2日と仙台に行って参りました。仙台中1いじめ自殺についても書かずに居られません。

★★★ 仙台いじめ中1自殺、「転校した」と学校が説明 ★★★

仙台市の市立中1年の男子生徒が昨秋、いじめられて自殺した問題で、学校が同級生に対し、「転校した」と説明していたことが23日、分かった。事実と異なる説明について仙台市教育委員会教育相談課は、取材に対し、「説明内容はご遺族の要望に従った。ご遺族の気持ちに寄り添うのが一番だと考えた」とし、問題はなかったとしている。

 同級生によると、生徒が亡くなった後、学校から「男子生徒は転校した」と聞かされたという。市教委はいじめ自殺の問題を公表した21日の記者会見で、「非公表にしてほしいとの遺族の強い要望があり、関係する生徒以外には事実は伝えていない」と説明。具体的な対応は、「男子生徒が特定される」として明らかにしなかった。

 市教委は、いじめが関連する自殺と結論づけ、「学校の対応に問題があった」と謝罪している。
( ※ 出典 朝日新聞 8月23日)

 ※ 写真は11月2日午後、杜の都仙台です。雨が降り肌寒い1日でした。
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なお、仙台市教育委員会は保護者に対しても謝罪しています。
仙台市立中1年の男子生徒が昨年秋、校内でからかいや仲間外れにされるいじめを受け自殺を図り、病院に搬送され数日後に死亡した。生徒は「変態」などとからかわれたり、友人グループで遊ぶ際に仲間外れにされたりしたことがあったという。生徒の保護者から複数回相談を受けた学校は、いじめに関わった生徒を指導したり、集会で多くの生徒に注意を促したりしたが、いじめはその後も続いたという。生徒からの相談内容が学校全体で共有されなかったこともあったという。
( ※ 参照 朝日新聞 8月21日)

仙台市のこの記事をご覧になってどう思われますか?生徒が何度も学校へ相談していたのですよ。「学校全体で共有できなかった」って、どういうことなのでしょうか?仙台中1生徒もどんなに死にたくなかったことでしょう。無念すぎます。昨年のことを今年の8月に公表するなんて【いじめは無かったことにする】という意図が露骨すぎると思われませんか?

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子どもの問題は大人の問題です。いじめられて黙って死ぬ子どもを見過ごしているのは、大人である私たちです。いじめや虐待やDV等、「そんな重い話は聞きたくない」という大人も大勢います。
どうか目を背けないでください。耳を塞がないでください。今安全だからと言って関係ないと切らないでください。子どもたちが平和で安心して生きられる社会をつくる責任は、私たち大人一人ひとりにあるのですから。

亡くなられた2人の子どもさんのご冥福をお祈り申し上げます。

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我が家の庭木も紅葉が真っ盛りです。10日、11日と町内のウオーキングの会で<皇居1周ウオーキング>旅行に出かけます。どんな旅になるやら、また報告しますね(^^♪。

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2015-11-07 16:51 | カテゴリ:日記